取引所ごとの取引高をチェックするのが大切な理由を解説
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取引所ごとの取引高をチェックするのが大切な理由を解説

■取引高(とりひきだか)

取引高(とりひきだか)とは、成立した売買約定の数量のことで、売買高とは区別されます。

例えば、仮想通貨の売り100枚と買い100枚が成立した場合、売買高は200枚、取引高(とりひきだか)は100枚となります。

取引高(とりひきだか)の同義語は「出来高(できだか)」。

仮想通貨の取引高が多い取引所は投資家が実際に売買している数が単純に多い事から、信用が高いとみなされるのです。

信用がある取引所はセキュリティやツールの使いやすさ、出資企業など様々な理由があります。

■取引高が多い取引所のメリット

①手数料が安くなる

取引高の多い仮想通貨取引所は、手数料を安く設定しても莫大な利益を出すことができるため、手数料を安く設定することができます。

他取引所と比較して、手数料を安くすることで利用者が増えてさらに取引量が増えるということになり、取引所の運営も利用する投資家にとってもいい結果につながり易くなるのです。

しかし、取引高が少ない取引所は取引手数料を安くしすぎるとあまり利益を得られなくなるため、手数料をやや高めに設定する傾向があります。

②大量購入しやすくなる

取引高の多い取引所は常に注文板に十分な量の注文があるので、好きな時に好きなだけ購入、売却が可能なのです。
成行注文をしても取引量が多いと一気に価格が動くことが少なく、現在価格からかなり乖離した価格帯も含めて約定してしまうということを減らせるためおすすめです。

③運営企業の安定性

取引高が多い取引所はそのぶんアクセスも非常に多いということです。
アクセスが非常に多い取引所は、そのアクセスに耐えられるサーバーを用意する必要があります。
そのため、取引高が多いにもかかわらず安定している取引所が運営されている場合は、急な投資家増加にも耐えることができ、いつでも快適に取引ができるようになっています。
取引高が多い取引所というのは取引所の運営が安定してるとも言えます。

■取引高の多い世界の取引所

◻️Binance(バイナンス)

世界の取引高ランキング1位の仮想通貨取引所です。
1日の合計取引量は実に2,000億円近くもあり、安定した取引量を誇る取引所です。

◻️ OKEx(オーケーイーエックス)

Binanceの次に取引量が多い取引所で、取引高が多い大手取引所であるため、現物取引でも安心して利用しやすい取引所です。
非常に数多くのアルトコインを取り扱っており、マイナーな仮想通貨を売買している方におすすめの取引所です。

■取引高の多い国内の取引所

◻️ bitFlyer(ビットフライヤー)

国内初の仮想通貨取引所です。
人気の仮想通貨を100円から始めることができるので、仮想通貨投資を始める方に大変おすすめな仮想通貨取引所です。

◻️ Coincheck(コインチェック)

Coincheckではビットコインのみ取引することができ、それ以外のアルトコインはすべて販売所で売買することになります。
ビットコインの取引高は国内トップクラスで、
現物取引のみを行っている方や、ビットコインを購入して海外取引所に送金したい場合はCoincheckがおすすめです。

◻️ bitbank(ビットバンク)

頻繁に取引をする取引慣れしている仮想通貨投資家向けの取引所。
取引量は、ビットコインだけで月間600億円相当あると言われています。

◻️ Liquid by Quoine

レバレッジ取引と現物取引の注文板が一緒になっている取引所で、取引量はビットコインの1日あたりの流通量が200億円を超えています。
サーバーの安定化に力を入れており、安心してスムーズな取引が行える取引所と言えます。

◻️ GMOコイン

は2019年に入ってから大幅に取引量が増えており、取引量は実に500億円/日を超えています。
注文量を気にせず仮想通貨を取引したい方にはとてもおすすめです。